地化学サンプラーの耐熱・耐圧試験 (平成23年 7月4日、5日)



 地化学サンプラーとは、CO₂を多く含む地下水や温度の高い地熱水を採取するために開発されたものです。この装置は、200℃までの高温高圧流体(9MPaまで)の深部流体を、気液分離を起こさないで採取することができます。また、サンプラーに内蔵してある結晶成長評価セルは、希望する深度での岩石(鉱物)-水反応を観察することができます(下図参照)。

 この装置により、地下水や地熱水中のCO2濃度を、正確に測定することができるようになりました。現在各国で進められているCO2地中貯留や、地熱流体採取に適用できます。今回は、より高温高圧に耐える改良サンプラーの耐熱耐圧試験を、富山大が所有する装置を利用して、開発者の1人である三菱マテリアルテクノ㈱の小澤さんが来富して行いました。




   TOPICSのページへ戻る。